みなさんこんにちは!
世界遺産巡りって人生で一度は憧れますよね〜。
全部廻ることはできなくても、有名どころには死ぬまでに行ってみたい!!!と思う人も少なくないはず。
せっかくなら行く前に、豆知識や楽しみ方を知っていると観光が10倍楽しくなりますね。
ということで今回は大人気世界遺産、オーストラリアの『ウルル-カタジュタ国立公園』について徹底調査しました。
ウルル-カタジュタ公園はアボリジニの聖地
まずは、ウルル-カタジュタ国立公園の基本情報を調べました!
ウルル-カタジュタ国立公園はオーストラリアのほぼ中央に位置しています。
敷地のほとんどを占めているのはオーストラリアでも有名な観光地でもある1枚岩のウルルとカタ・ジュタという岩群です。
ウルル(エアーズ・ロック)
- 海抜868m、周囲9.4km、高さ340m
- 世界の中心という意味で「大地のへそ」「地球のへそ」とも呼ばれる
- 世界で2番目に大きい1枚岩
- 巨大な一枚岩になっており、地上出ている部分は実際のおよそ10分の1ほどしかない
- 6億年以上前に海底に花崗岩質砂岩層が堆積していたものが、古生代の造山運動によって隆起したと考えられている
東京タワーよりも大きい!?そりゃ迫力があるわけだ・・・
- 総面積は3500ha(22㎢)
- 大小36個の奇岩群
- 礫岩(小石が粘土と砂で固結したもの)で構成されている
- すべて同年代にできた礫岩と推定されている
- かつてはウルルよりも200mほど高い岩山だった。
国立公園内には、いろんな種類の哺乳類や鳥類、爬虫類などが生息しています。世界で2番目に大きいトカゲなどもいるそうで、多くの動物が生息しています。
ウルルもカタジュタも実はどちらもオーストラリアの先住民族アボリジニの聖地とされていて、この地域には2万年以上も前からずっとアボリジニが暮らしています。
特にカタジュタは男性の聖地とされていて、場所によっては女性の立ち入りが禁止されているので要注意です!
こんなに観光客が来るようなところに今でもアボリジニが暮らしているのは意外でした!
世界遺産に登録されたウルル
「自然」と「文化」2つも登録されているんですよ!珍しいですよね!!
アボリジニの伝統的な文化や芸術も評価されたことでなんと世界文化遺産にも!
実は、ウルルは1873年にイギリスの探検家が発見し、当時の西オーストラリア提督の名前から「エアーズロック」と名付けたました。
しかし、2万年以上も前から最も重要な聖地として崇めているアボリジニが「ウルル」と呼んでいることを尊重して1995年に「ウルル」と呼ぶように正式に決定されています。
ちなみに・・・「カタジュタ」はアボリジニの言葉では「多くの頭」という意味だそうですよ!
近年のオーストラリアではアボリジニの習慣や考えを尊重する運動が高まっていることもあり、このように決定されました。
このエアーズロック周辺の土地もオーストラリア政府のものではなく1985年にアボリジニの人々へと所有権が返還されています。
そのため国立公園の名称も「エアーズロック-マウントオルガ国立公園」から、「ウルル-カタジュタ国立公園」と変更されました。
観光客が出入りできるのは、アボリジニからオーストラリア政府に99年リースという形で貸し出されているからなんですよ。
登山禁止の理由
2019年の10月26日にウルルの登山が禁止されました。
まだ訪れたことのない人にとっては少しショックなニュースでしたね。
このニュースはオーストラリアの先住民アボリジニにとっては、長年待ちわびた特別な日になりました。
1976年から9年間もの長い間、アボリジニはウルル–カタジュタの返還を訴えてきました。
その結果ようやく、1985年10月26日にオーストラリア政府からアボリジニへ、ウルル-カタジュタ一帯の土地が土地が返還される事が決定しました。
そのくらいアボリジニにとってのウルルはとても大切な聖地なんですね。
そしてまた、「そんな神聖な場所へ登ることはしてはいけない」とアボリジニの人々はずっと前から訴え続けていました。
その思いが通じたのが2019年10月26日、ウルルを返還した日と同じ日付になっています。
そんな長い時間をかけたストーリーがあったんですね。
ウルル-カタジュタ国立公園の楽しみ方
そんな「自然」と伝統的な「文化」が融合した「ウルル-カタジュタ国立公園」の楽しみ方をご紹介します!!
出典:https://parksaustralia.gov.au
サンセット&サンライズ
一番人気の楽しみ方はやっぱりサンセットまたはサンライズの鑑賞です!
ウルルは時間帯によって7色に変化すると言われているほど、サンセットとサンライズ鑑賞が大人気!圧巻の美しさです!
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ウルル散策
散策にはウルルの周りにある「クニヤウォーク」と「マラウォーク」がおすすめ!
どちらも道のりは平坦になっていてちゃんと整備もされているので車いすでの散策もできちゃいます!
この散策路はムティジュルの泉に続いており、雨の時に訪れるとウルルの岩場からかなり激しい滝が流れ落ちる様子を見ることができます。
他にも岩に残されているアボリジニの壁画や自然に生息している野鳥も見どころです!
ウルルの旧登山口からスタートします。散策路では、アボリジニの聖地や壁画が残っている洞窟なども楽しむことができます。
無料のウォーキングツアーも行われているのでぜひチェックして参加してみてください。
結構歩くので水分を持ち歩くのを忘れないでください。夏日はかなり暑いので、午前中の散策をおすすめします!!!
カタジュタ散策
カタジュタはウルルから50kmほど離れていて車で約40分かかりますが、Valley of the Winds(風の谷)と呼ばれる散策路があります。
風の谷のナウシカの舞台にもなっているのでは?と言われているところです!
風の谷ウォーク
出典:トラベルドンキー
- ウォルバ渓谷は往復2.6km(所要時間1時間)
- カル展望台までは往復2.2km(所要時間1時間)
- カリンガナ展望台までは往復5.4km(所要時間2.5時間)
- 1周すると往復7.4km(所要時間4時間)
その他
- キャメルファーム
- カルチャーセンター
その他にも、ウルル周辺にはオーストラリア最大のキャメルファームがあります。
ラクダに乗ってみるサンセットはたまりません!!!
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また、カルチャーセンターでは、太古から住んでいる先住民アボリジニのアンゴラ族の文化に関することや、ウルル周辺で見られる動・植物について紹介されています。
私はドットペイントで有名なアボリジニのアートギャラリーがお気に入りです!
お土産屋さんやカフェも併設しているのでぜひ立ち寄ってみてください!
おすすめの時期とアクセス方法
おすすめの時期
- 5〜9月
- 最高気温が20〜30℃がおすすめ
- たくさん歩くので涼しい時期をおすすめします
シドニーからのアクセス
- 飛行機:直行便で3時間半
- 車だと約30時間
メルボルンからのアクセス
- 飛行機:直行便で3時間
- 車だと約25時間
まとめ
いかがでしたか?
コロナ禍も収束が見えてきて、まだまだ制限はありますが、少しずつ海外旅行に行く人も増えてきました。
みなさんの今後の旅行計画の参考になれば嬉しいです!
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